同僚や医師、患者などの人との付き合いが仕事の中心になり、常にサポートする側になるのが看護師の仕事の特徴です。必然的に人との擦れ合いがあってストレスに苛まれやすい仕事になりがちですが、ストレスとやりがいが表裏一体だということは知っておくといいでしょう。嫌なことがあった時や厳しい状況に立たされた時などにストレスを感じるのが通常ですが、それを解決することができれば達成感が得られます。

 ストレスだと感じた問題に対して積極的に解決する方向へ取り組んでいくことがやりがいになり、解決によって達成感が得られると他のストレスにも対処していこうという気力が生まれるのです。ストレスの原因が多いからこそ、看護師にとってはやる気を出して取り組める課題が豊富にあるといえます。ストレスを克服していくことは、看護師としてのスキルアップにもつながるでしょう。自分のスキルが足りないためにストレスが生じていることはよくあるからです。また、ストレスに対してどうすればいいかというノウハウを習得することにもなるのが特徴です。自然にストレス耐性もついてくるため、簡単なことでは動じずに働けるようになるでしょう。ストレスとやりがいが表裏一体の関係にあるということに気づくと、ストレスによって大変に感じられてきた仕事にも意欲的に取り組めるようになります。ストレスが嫌だと考えてしまわずに、自分を成長させるための糧だと捉えるように心がけるのが大切です。